木造の最大の優位性の一つは、腐った部材だけをどんどん交換できてしまうところかも知れません。これはRCではかなり不可能に近いです。
また、間取りは勿論、階段の向きすらも変更が可能です。配線工事も改修時に隠蔽にするのは難しくないですし、屋根までいじればお金は掛かりますが、掛け替えも出来なくはありません。これらのことは基本的に、鉄骨では出来ないか、相当に難しくなってしまいます。
木造がRC造や鉄骨造よりも優れていると一概に言い切るつもりは毛頭ありません。ただ、洋館や古民家のような古い木造建築というのは、一般の方が考えている以上に、非常に大胆に、ドラマチックに生まれ変わる可能性があると言うことをお伝えしています。