クロスは清掃いたしません!

投稿者: | 2020年8月24日
-徹底ハウス・クリーニング仕様-【動画あり】

目次

当社の清掃業者の考え方

「クロスなど、少し拭けば簡単に綺麗になるだろう」

多くの方がその様にお考えなのではないでしょうか。当社でも当然にその様に考えていました。

でも、下段の動画でご確認いただけるような、驚くほどの丁寧な仕事をする清掃業者さんの考え方はまるで違います。

「中途半端にしか綺麗に出来ないのに、費用が発生してしまうなら、やらない方が良い」

はじめて聞いたときは驚きましたが、理由まで根掘り葉掘り聞き出してみると、そこには乱暴なのではなく、逆に顧客と仕事のクオリティを大切にする、丁寧な考え方が根本にあることに気づきました。この清掃業者さんのお人柄に、改めて関心をした次第です。

材質の見極めと仕上がりに対するこだわり

(1)クロスの材質

「基本的にやらない」と言ったところで、例えば賃貸アパートや逆に非常に高額なクロス等の場合には貼り替えではなく清掃で対応せざるを得ない場合もあります。

その場合、材質を十分に見極めて使用する溶剤を選択し、場合によってはその溶剤の調合割合まで気を使うとのことです。

クロスに対してどういう対応をしているかという質問をダスキンにもしてみましたが、概ね同じような回答が得られました。

  • 材質にもよるが、クロスは「汚れが落ちない場合」もある。にじんで広がったりもする。
  • そうかと思えば逆に「部分的に汚れが落ちすぎる場合」もあり、その場合には他の経年劣化している面との濃淡で、かえって全体が汚い印象になったりもする。
  • そこでダスキンでは、クロスの清掃に関しては、そうした事情をお客様に十分に説明の上で、ご理解をいただいてからの受注を徹底している。
クロスの扱いが、簡単ではないと考えている点が、当社の清掃業者さんも、ダスキンも、全く同じであることにまずは驚きます。

(2)キッチン周辺や浴槽周辺との違い

クロスにも確かに材質はありますが、キッチンや浴槽のように、金属やプラスチックと言うことはありません。また、視界に入る面積が他の清掃箇所に比べて圧倒的に大きいという特徴もあるでしょう。

当社の清掃業者さんは、換気扇、ガスマガジン、フローリング、ガラス等々は新品にはならなくても、それを目指すことが素材的に出来るが、クロスだけは全体の汚れやクスミに対して、綺麗になった部分がかえって汚さを強調してしまう場合が多いとの考え方です。

この点に関してもダスキンの回答がほぼ同じで、依頼を受ければ当然に対応するものの、他の清掃部位があるのなら、そちらに費用を掛けることをお勧めすると言うことでした。

  • クロスの清掃は一般住戸でリビングで6~7万円程度(完全な概算)
  • 2階建て住戸の場合には13万円程度。
  • この工数は2人で2日だから、1人工3万円程度。
  • 同じ10~15万円を掛けるなら、違う清掃項目に掛けてもらった方が、おそらく、お客様の満足度は高いと思う。
  • そもそもあまり知られていないかも知れないが、クロスの寿命はせいぜい10年~15年。清掃に必要性を感じるほどの汚れがあるのなら、寿命期間を経過している場合も多く、その場合には十分に減価償却しているから、清掃ではなく貼り替えを検討した方が費用対効果も高いだろう。

まとめ

以上、簡単に説明します。

「クロスなど、ぬれ雑巾か何かで、少し拭けば簡単に綺麗になるだろう」

 

その様に考えていた自分が、恥ずかしくなるほど、当社の清掃業者さんもダスキンも、お客様のことを丁寧に真剣に考えていたのだと、改めて思い知りました。

 

きちんとしたプロは、「ざっと雑巾で拭く」などということを、最初の最初から全く想定していないのです。

 

以上、ご説明をさせていただいた様な理由により、当社のクロス清掃は完全なオプション作業とさせていただき、「それでも依頼をしたい」という方の場合のみ、対応させていただくことと致します。