木造改修 -外部塗装編-

木造改修 -外部塗装編-

大工工事との組み合わせで、再現力は「ほぼ」無限。

 

 外部塗装のポイント

勿論、いろいろな観点も価値観もあるでしょうが、大きくは「機能」と「風合い」という考え方が出来ないでしょうか。このうち、機能に関しては、ここに紹介するオスモやキシラデコール、自然素材計のオイル等々、進化の速度が激しく、正確に情報を把握して適切な使い方をしている限り、相当な効果が期待できるのでは無いかと思います。

 

風合いに関しては、内部塗装の記事と比較していただくと注意点が明確になりやすいと思いますが、風雨と紫外線でしょう。外部塗装は内部塗装とは異なり、結構な速度で部材自体が大きな色彩変化を招きます。勿論、強い色でその素材の色や変化自体を殺してしまえば話は簡単になるのかも知れませんが、それは風合いとして味気ない物になっていくと多くの人が感じるところでは無いでしょうか。

 

木材の表面に塗装でどの様な表情を演出していくか。それが来年、三年後にはどんな変化をしているか。そんな事が、面倒なことでは無く、楽しみに思える様な、塗装工事が理想なのかも知れ

 漆喰風仕上げ

一方、素材を活かさず、塗装によってのみ景色を仕上げようと考えた場合、ペンキは意外と友好な材料になると思います。特に紹介事例の様に、漆喰風に建物の外観を品良く仕上げたいような場合、工夫と指示の出し方次第で大幅なコストダウンが出来るのでは無いでしょうか。

 

例えば正しい和風建築の施工手順として、こうした漆喰仕上げの下地は平気で小舞壁だったりします。手間は掛かるしそもそも材料すら手に入れるところから大変で、しかも断熱性も気密性も、今時の材料にはとてもかないません。勿論、それが良いとか、捨てがたい味があるとか、そういう見解も否定はしませんが、それを維持していくことは決して簡単ではありません。

 

事実、事例の壁面が「ボード+ペンキ」に変更する以前が、「小舞壁+漆喰」だったからこそ言えるのですが、個人的には漆喰は建物の外装材としては、特に個人住宅においては、そろそろその役割を終えたと言って良いのでは無いかとすら考えるところです。

 

さて。ところでペンキ仕上げにした場合の問題は、「はがれ」と「よごれ(こけ等)」でしょう。

今回は再塗装をしていますが、一度、清掃をはさんで、維持管理コストを調整するという選択肢もあるかも知れません。