正直に申し上げて、今時はペンキは敬遠されている材料でしょう。
でも、新築の仕上がりで建物を考えてしまうからそうなるという一面もあり、10年、20年、ちょっとメンテナンスをサボってしまった時の、よれてひび割れたクロスの部屋と、ところどころにシミが出てきたペンキの部屋、どちらに味が出ているかも想像してみてはいかがでしょうか。
なによりも、全室同じ仕上げにしなければならないと言うことはありません。ばりっと一部屋、多少コストは係っても、世界に一つしか無いあなたの家族だけの色を、塗装のプロと一緒に調合してみるのも、建築の楽しみ方の一つだろうと思います。