ところでアース・デザインには賃貸アパート経営の成功事例が山ほどある。
今、好結果を出している賃貸アパート事業の仕組みを、高齢者有用施設に応用すれば、オーナーが施設を建設し、運営会社に建物を賃貸し、自ら建設したその建物に入居するというスキームが構築できるだろう。その施設の一室を自分仕様に作り、元気なうちから入居してしまい、介護が必要になる毎に段階的にサービスを受けていく。その他の部分からはオーナーとしての賃料収入が継続的に得られるから、将来の自分の介護費用の負担も相当に抑制することが出来る。
特に子供の居ない夫婦の場合、資産はもっていても仕方が無いし、付き合いもない甥や姪に、多額な遺産を残すのは、彼らの金銭感覚や人生観にもきちんと配慮した上でやらないと、簡単に人一人の人生を狂わせる。むしろ余剰資産があるのなら、一緒に高齢化しつつ、生活を楽しんでいる施設や仲間に寄付するという発想が会っても良いだろう。同じ考えの人が後に続けば、施設の運営も安定していくし、そういう入居者であれば、施設からも十分に、大切にしてもらえるのでは無いかと考えています。
平均余命を考えれば、多くの世帯でやはり女性が残るのだろうと思うけれど、その時に、昨今はやりのおかしな詐欺などに遭わないように、今のうちに老後のすみかだけは予めプログラムしておきましょうという提案です。
その場所は齊藤自身のことを考えて見たとき、もやは「鎌倉」などではなくて、近場なら中井や足柄。もしかすると札幌でも良いのかもと。