(1)賃料交渉、入居条件交渉
・管理会社は入居者から礼金を0にして欲しいとか、家賃を千円下げて欲しいとか、賃料発生日を1ヶ月先に出来ないか等々交渉があると、オーナーの利益を気前よく削って契約をまとめようとします。付き合いが少し長くなり、調子に乗ってくると、これらの複合条件なども平気で持ち込み始めるため、あまりにひどい場合には、当社では、「自身(管理会社)の業務報酬をさきに削ったらどうだ」と、対応する場合があります。
・なでもかんでもオーナーに求めずに、「管理会社も報酬を1.5ヶ月から0.5ヶ月にしますので、オーナーズにも賃料発生日をもう2週間譲っていただいて、この入居者様は是非、まとめましょう」くらいのことが言えないかと、指導をしています。
(2)勝手に同条件で契約更新
・上段に含めなかったのは、当社コンサル物件を除けば、一般的にほとんどの賃貸物件が値上げをするという事例がないだろうからです。しかし本来、賃料は、物件がきちんと魅力的であることを前提として、そのタイミングのマーケット次第で上がる可能性は十分にあるわけですから、管理会社が勝手に何かを決めて良い訳がないのです。
・この点に関しては当社管轄のほぼ全ての管理会社がしっかりと認識、申し送りをし、またあまりにも事例の多い当社物件の値上げという対応に慣れてくれて、今では更新契約の事前確認が入らない物件はなくなりました。
(3)賃料月次 精算書の単純計算間違い
・想像以上に計算間違いによる送金額の間違いは発生します。面白いのは自分の取り分が減る方向の計算間違いは一度も無いことです。
・当然に、全て当社で見つけ出し、全て完全に追加請求をしています。