目次
はじめに
2020年~21年にかけては、通常年以上に賃貸分野で入退居の時期が、また売買分野でも見学、契約の時期が不自然に偏って重なったりという傾向がありました。こうした偏った波が一気に押し寄せるような傾向は、期中のオーナーズ倶楽部のメーリングリストでもホームズの閲覧履歴等に基づいて詳報したところです。
売ったら終わりの売買に比して安定運営が求められる賃貸分野。21年に+Cシリーズにどんな現象が起こったか、まとめてみようと思います。






2021年 速報値の物件ごとの推移
ご覧いただくと非常に簡単なのですが、+Cシリーズの賃貸アパート事業の売上はコロナと無関係に、
【 ただ毎月、時間が過ぎただけ 】
ということがお分かりいただけると思います。言い古されたお話ですが、不動産投資はビットコインや株などの金融商品よりも、はるかに収益予測が立てやすいということになるでしょう。
また例示として「神奈川01」の説明をしますが、6色の色は6部屋がこの期間に退居し、濃い色の月から新規に入居した事を意味しています。その賃料の推移は上段に「5,000円値上げ」等々、個別に記載してあります。+Cシリーズはコロナの影響を受けずに安定収益を上げている、どころか、事業としては好況であったと言える成果になっているのではないでしょうか。ちなみに「神奈川01」と「埼玉01」の右下、14,000万円と9,500万円は各事業が事業着手から5年ないし6年の間に売り上げた賃料の総額です。
戦後初であろう、東京23区からの人口流出現象に関しては先般、実数を持って記事にしました。それが+Cシリーズの賃貸への強力な後押しを、今後も継続するであろう事は明らかです。だからこそ、こうした好況時こそ、東京五輪を強行したことや専門家すらも理由を明確化できないコロナの予測を超える減少の揺り戻し等の発生を視野に入れ、既存入居者への支援策の検討を休まずに進めておくことが重要です。
2021年 速報値のポイントまとめ
● 全体で10件程度の入退居がありました。
● しかしその全てが、値上げを実現しています。
● また、その入退居の間の空室期間はほとんどの物件で一ヶ月ありませんでした。
● つまり「+Cの賃貸シリーズ」は、まさに空けば埋まり、値上がりする状態でした。
● このため一部物件では清掃と補修がバッティングするほど、準備時間が不足しました。

