第7話 住宅用地購入


「建築条件付き宅地」でも減額交渉

 A邸

      (2006/07/03現在、建築中)
  • 所在地/神奈川県葉山町長柄
  • 家族構成/夫婦+子供2人
  • 価格 土地2300万円 建物 総額
  • 敷地面積/53坪(約175平米)
  • 建築面積/
  • 延床面積/
  • 構造/
  • 設計期間/
  • 施工期間/
目次
総括    
第1章 土地購入編 (1) 「海見え土地」探し及び「海見え論争」  設計者+齊藤vsクライアント
(2) (消費者による土地)分割購入ブログを活用した軌道修正
第2章 建築ブログ             

総括:アース・デザイン齊藤

 Aさんの土地探しは漠然とした「リビングから海が眺められれば・・」という部分から始まった。 後に分かることだが、当初からこの価値観、ご家族内でもかなり激しい議論があったらしい。 しかし、そういう議論が出来るかどうかで、実は既に明暗が分かれているのである。

 Aさんの様に漠然と「海見え」を志向する価値観は現にとても多い。しかし多くの場合、 これらの価値観は「海見え」のメリットばかりに目がいってしまい、実は数多く存在するデメリットが 見落とされている場合が多い。また、通常、不動産業者のサービストークにも、残念ながら真実たる デメリットの部分は見あたらない。

 この状況に歯止めを掛け、事実を的確に伝えることは、本来設計者の仕事である。

 だからこそアース・デザインの土地取引は基本的に全てが設計者同伴なのであり、この事例の中で いかに率直に「海見え論争」が実施されたか、「海見え土地」を検討している方にこそお読み頂きたい。 決して耳障りが良いとは言えない、上記に係る指摘こそ、担当設計者のことばを借りれば設計者の「誠意」であり、 「良心」なのである。

 また、本件では不動産取引という視点からもう一点、画期的な実績が上げられた。

 建築条件付き土地の建築条件を解除した上に減額交渉に成功したのである。 成功の秘密は売主への直接交渉である。おそらく間に売り側業者が介在していたら、
(1)減額によって自身の取得手数料が比例減少する
(2)建築条件解除によって更に売り側関係者の利益が減少する
(3)しかも面倒くさい
 という様なこの交渉は相手にもされなかったであろう。ここでもアース・デザインクライアントの 「有益な取引のためには労をいとわず手間暇を掛ける」という姿勢が結果を出した。

 「海見え」を「海近」に軌道修正したことで、宅地の選択幅が大きく拡大していたことは言うまでもない。

 最後に誤解の無い様に申し添えるが、何も「海見え」土地の全てが悪いと言っているわけではない。 ただ、一般の消費者が考えている以上に多くのデメリットがあり、また一般の消費者が考えている以上に 費用対効果としても割だかな土地である場合が多いということをきちんとお伝えしたいのである。

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第1章:土地購入編(1) 「海見え土地」探し及び「海見え論争」  設計者+齊藤vsクライアント
第1章:土地購入編
(1),(2)
第2章:建築ブログ

 
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